とても忙しい梅雨前のある日、家族ぐるみでお付き合いのあるお客様が珍しいタイプの方を伴ってご来店されました。30代だという彼は、『頭角をあらわす男 70の流儀』を読み、「じゃんけん」には自信があるので勝負したい、とのオファー。物怖じゼロのノリの良さと、強い目力、相手の出方を待たずに自分を売り込むガッツ。それなのに、クレバーで感じの良さが全面に出ている、日本人にはいないタイプでした。さすがに最初は驚きましたが、興味のある相手に対して“前のめり”な感じも心地よく、私の若い頃を思わせるシンクロ感で“大ちゃん”がかわいく思えました。底抜けの明るさの中に、きっと数々の荒波を乗り越えてきたのでしょう。初めて会った日から対談までのスピード感、こだわりや主張も、人の気持ちをつかむ技になっているって素晴らしい。彼のような日本人が大勢いたら、これからの日本も国際社会に負けない国になるんじゃないかな、と彼と接して心からそう思いました。・・・大ちゃんみたいな人ばっかりだと困るかな(笑)。頑張れ!大ちゃん!!